キャットフードの内容量

内容量の決まり
キャットフードパッケージへの内容量表示はペットフード公正取引協議会による規約で決まっています。これは、参加者による自主的な規制、業界ルールですので、法律のような力はありません。
しかし、日本のペットフードメーカーの多くが参加しているので、パッケージに記載がきちんとされているペットフードを購入すべきでしょう。
内容量の表示方法
内容量は、製品の正味量です。「g」(グラム)、「kg」(キログラム)、「ml」(ミリリットル)または「l」(リットル)で表示されています。
丸い形やスティック状の間食(おやつ)の場合は個、本などで記載されることができます。
内容量の選び方
内容量はどんなことを考えて購入しますか?猫がいつもおいしく食べられることを考えて購入しましょう。安い時の大量買いは、賞味期限内に猫が食べられる量にすることです。
猫が食べられる量は個々に違いいがありますが、だいたい決まっています。
体重1㎏あたりの必要カロリーの目安は
子猫(10週齢) 250cal
成猫(室内飼い) 70cal
妊娠中の猫 100cal
高齢猫 50~70cal
あくまでも目安ですので、よく動きまわる猫は、太らない程度にカロリーを増やしてあげましょう。
成猫4㎏の場合70cal×4㎏=280calです。
100gあたり400kcal(パッケージに表示されています)のキャットフードだと
280cal÷400kal=0.7 100g×0.7=700gとなります。
その量を、子猫で2~3回、成猫で1回~3回、高齢猫で1~2回に分けてあげましょう。
ドライフードの場合 開封してしまうと賞味期限は1ヶ月しか持ちません。
先例の猫だと700g×30日=2.1㎏ですので内容量が2.1㎏以下のドライフードを買ってあげましょう。
内容量が少なめのドライフードを2~3種類買い、いろいろな味を変えてあげるのも猫の気分を変えるのに良いかもしれません。
ウエットフードの場合は、開封すると、ほかの容器に移して保存しても風味が落ちてしまうので、1日で使い切りたいです。
一度あげたフードは2度使いしたくないので、1度で食べきれる量×1日の回数分=1日のカロリーくらいの内容量のものが良いでしょう。