キャットフードの賞味期限

賞味期限と消費期限
賞味期限はおいしく食べることができる期限で、消費期限は期限を過ぎたら食べない方が良い期限です。似ているようで、かなり意味が違っています。
キャットフードには、賞味期限が必ず記載されています。
もちろん賞味期限なので、この期限を過ぎても、すぐ食べられないということではありません。
固形のドライフードは一見いつまででも日持ちしそうな気がしますが、品質の劣化は避けられずに、味や食感が悪くなり、栄養価も下がってきます。
もちろん未開封の物と、開封後の物も、賞味期限が違ってきます。
ドライフード
開封前のキャットフードの賞味期限は、表示が義務付けられています。購入時に必ず、チェックをしましょう。
ドライフードは、どれを調べても、たいてい未開封の物の賞味期限は約1年~1年半です。
パッケージに記載がありますが、高温多湿を避け、直射日光が当たらない冷暗所に保管してください。
ドライフードは乾燥していると思われがちですが、水分量が含まれているものもあり、10%のものなどはカビが発生する恐れがあります。
湿度が高い場所には置かないように、気を付けましょう。
こちらにも書かれていますが、開封後のドライフードの賞味期限は約1ヵ月です。
開封後は、必ず密閉式の容器に移し替えて、酸化を防ぐためになるべく空気に触れないように保管しましょう。
未開封の時と同様、湿度の高いところを避け、直射日光の当たらない冷暗所に、保管しておきましょう。
冷蔵庫に保存すると冷蔵庫の低温から室内の常温へと出し入れをくり返しているうちに、フードの表面に細かい結露が発生して、湿気によりカビが生えやすくなります。
ドライフードは高温多湿と直射日光を避け、密閉容器に入れれば冷蔵庫に入れずに常温保存で十分です。
ドライフードの天敵はカビと害虫です。
ウェットフード
未開封の賞味期限は、缶詰で3年、レトルトパックで2年です。ドライフードと同様、直射日光を避け、湿度や温度の変化の少ない場所で保管してください。
未開封でも保存状態が悪ければ、傷んでしまうこともあります。
ウェットフードは水分が多いため、開封して空気に触れれば酸化して、ニオイや色が変わってきます。
時間の経過とともに腐ったり、雑菌が繁殖したりすることもあります。
置きえさの賞味期限
猫はもともとムラ食いをする動物です。一気に食べずに、「後でまた食べよう」と残しておく習慣がありだらだら食いをします。
出しっぱなしにしておくと、風味が落ちてしまうばかりではなく、猫の唾液や、空気の触れることによって、酸化したり、雑菌が増えてしまったりすることもあります。
衛生面だけではなく、猫の健康面にも悪影響があります。
ドライフードは、できれば1時間くらいを目安に、ウェットフードは、20分~30分を目安に片付けてしまってください。
そして、いつも、猫が一度に食べきれるだけの量を上げるようにしてください。