ドライキャットフードの選び方

ドライキャットフードは、いろいろな種類があって迷いますね。
選ぶ基準はいろいろとありますが、一番基本的な選び方は年齢別です。
一般の猫の場合
幼児期(生後1ヶ月半~4ヶ月): 3回/1日
母乳と離乳食が終わり、ベビータイプのキャットフードが食べられるようになります。こちらにも書かれていますが、良質なタンパク質とエネルギー量が必要な時期です。
ベビータイプのドライフードを中心にあげてください。
体調がぐったりして、運動量が少なくなったり、体型が太りすぎたり、便に問題がなければ食べたいだけあげて大丈夫です。
成長期(生後4ヶ月~7ヶ月): 2回/1日
ベビータイプから、キトン(子猫用)タイプに変更します。この時期も、体調や体型、便に問題がなければ食べたいだけあげて大丈夫です。
成猫(7ヶ月~7歳): 2回/1日
健康状態に問題がなければ、成猫タイプをあげて、猫の体重や体型、活動量によって食べる量を管理します。体重が増えすぎる場合は、量を考え直すか、ライトタイプのキャットフードを上げましょう。
7ヶ月前後に去勢・不妊手術をした後、急激に体重が増える場合があります。
その時は、ライトタイプに変更しますが、体重増加が緩やかな場合は成猫タイプで大丈夫です。
高齢猫用(7~10歳)2回/1日
高齢猫用のドライフードは消化吸収がよく、健康の維持を考えられています。7歳になったからといって急にキャットフードをかえるのではなく、毎日体調体型をチェックして「ちょっと、キャットフードが合わなくなったかな」と感じたら替えてみましょう。
老齢期(10歳以上~):2回/1日
この時期も、すべての猫が老齢期というわけではないので、特にフードを変更しなくても良い猫もいれば、タンパク質、脂肪、カロリー量が少なくなっているシニアタイプに変更した方が良い猫もいます。猫の体重や体型、活動量によって食べる量を管理します。
悩みを抱えている猫用
総合栄養食のドライフードでも、細かい効果別にも分かれているフードがあります。抱えている悩みに合っているかを、考えてあげましょう。
毛玉をよく吐くようなら「毛玉ケア」のキャットフードをあげて、様子を見ましょう。
歯磨きをあまりしないなら「デンタルケア」のキャットフードを与えましょう。
皮膚が異常を起こしているようならば、「アレルギー対応」のキャットフードが良いでしょう。
そのほかにも「療法食」「室内飼い猫用」「避妊・去勢後の猫用」「体重管理用」など、多種多様な用途のキャットフードが市販されています。
猫にちょっとでも異常を感じたら、見過ごさないで、キャットフードを変えてみることも重要だと思います。
せっかく質の良いキャットフードを購入しても保管方法をしっかりしないとどんどん劣化し質が悪くなってしまいます。また、賞味期限の長いキャットフードは保存期間を長くするために添加物が多量に使われている可能性がありますので気を付けましょう。
キャットフード選びに失敗したらこちらをご覧ください。