ウェットフードの総合栄養食

総合栄養食とは

こちらにも書かれていますが、猫が必要とする栄養基準を満たした「毎日の主要な食事」として与えるためのフードです。
新鮮な水と一緒に与えるだけで、それぞれの成長段階における健康を維持することができるように、理想的な栄養素がバランスよく調製されています。
総合栄養食には、そのキャットフードが適応する成長段階が必ず表記されています。
成長段階は、「幼猫期・成長期(グロース)」「成猫期・維持期(メンテナンス)」「妊娠期・授乳期」の3段階があります。
また、これら全てを満たすものとして、「全成長段階・オールステージ用」があります。
そして、「この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験の結果、総合栄養食の基準を満たすことが証明されています。
」や「この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める給与試験の結果、総合栄養食であることが証明されています。
」と、表記されています。

ウェットタイプの総合栄養食


フレークタイプ

フレークタイプのフードは、缶入りがほとんどです。
材料がそのままの質感で入っているものが多く香りも強いので、猫の食いつきがとても良く、安価で購入できるものもありますが、「総合栄養食」の物は少ないです。

パテタイプ

ウェットフードの総合栄養食が多いタイプです。
パテタイプのフードは、ペーストやムース状で、アルミトレイに入っているものが多いです。
嗜好性が高く、いろいろな肉・魚・野菜など数種類の原材料がミックスされているフードが多いです。
柔らかく、お湯にも溶かしやすいので、なかなかドライフードが食べにくい子猫やシニア猫の総合栄養食に適しています。
健康な成猫でも、食欲が落ちた時や、具合の悪い時に食べさせるのに適しています。
食い付きの悪い時は、ドライフードに混ぜてあげてもよいでしょう。

スープ・シチュータイプ

スープ・シチュータイプのフードは、素材を煮込んだものや、とろみを付けたスープタイプのフードで、レトルトパウチのものが多いです。
種類も豊富で、いろいろと素材も入っているので「総合栄養食」と思われがちですが、違うものも多いです。
必ず表示を確認してください。

総合栄養食のフードを選ぶ際のチェック事項


1.総合栄養食と表示があるか。
2.タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル、炭水化物が含まれているか。
3.主原料が肉・魚などのタンパク質であるか。(穀物ではだめ※)
 ※主原料が肉・魚などのタンパク質で、第二原料が穀物ならOK
4.猫の必須栄養素であるタウリンを含んでいるか。
5.猫の体内でつくれないビタミンA、B1、Eなどを含んでいるか。

以上を確かめて、猫に与えて、楽しい健康的なペットライフを送りましょう。