パテタイプのキャットフード

パテとは
まず、パテタイプのキャットフードのパテという言葉の意味についてですが、語源はパイ生地(pâte パート。イタリア語の pasta パスタと同語源)で、本来肉や魚などを細かく刻んだ具材を、小麦粉練って作った生地で包んだ料理の名前でした。これが転じて生地の中に入れる具材を指すようになりました。
日本では、生地に包んで焼いたものをパイ、中身の具材・練り物をパテと呼ばれることが多くなりました。
パテタイプのキャットフードの特徴
容器はアルミトレイがほとんどで、中身はペーストまたはムース状です。パテタイプのキャットフードは、ウェットタイプのキャットフードをフランス料理のパテ風に調理した物になります。
いろいろな肉や魚を中心にミックスしているものが多く、猫の嗜好性が高いです。
肉の種類も 豚、牛、鶏の精肉だけでなく臓物を使用したもの、魚の種類もまぐろ、カツオ、鮭、マス、いか、など、多様な種類があります。
海藻の入ったものも多く、猫の好みに合わせることができます。
素材が形をほぼ留めていないほど柔らかいので、お湯に溶かしやすく、子猫の離乳食として与えることもできるし、歯が弱くなったシニアの猫や、強制的食事を与えなければいけなくなった猫の食事などにおすすめです。
ドライフードなど他の食材と絡みやすいので、ドライフードだけだと食いつきが悪くなった猫や、夏バテしている猫の食事に向いています。
サプリや錠剤を包んで与えるのにも適しています。
ただしデメリットとして、高価なものが多いです。
また、素材が柔らかいので、あまり噛む必要がなく顎が弱くなるリスクがあります。
食事中や後に食べ物の残りかすがつきやすくなり、歯石が付きやすくなります。
歯石がたまると虫歯の原因にもなり口臭が臭くなります。
嗜好性が高いので、他のフードでは物足りなくなり、ウェットフードしか食べなくなる心配もあります。
こちらにもおいしいキャットフードについて書かれています。