高齢猫用キャットフード

猫は7歳を超えるともうシニア猫になります。
猫の10歳は人間でいう70歳。
猫の20歳は人間でいう90歳と同じなのです。
家族同然の猫も、年をとるにつれての身体の変化はどうしようもないことです。
元気で、長生きするためには、ライフステージにあったキャットフードを食べさせてあげるのが1番です。
7歳以上のシニア猫に与えるキャットフードの注意するポイントは、以下の3つです。

低カロリー・低脂肪のもの

もともと肉食性の動物である猫のためのキャットフードは、高タンパク質、高脂肪、低炭水化物という特徴があります。
この高タンパク質であるキャットフードは生涯に渡って大切ですが、年をとると、運動量が減り代謝も落ちるため、成猫の時と同じようなフードのあげ方をしていると肥満や病気の原因になってしまいます。
運動量が減るため、カロリーが控えめのものを選んだり、以前から好きなフードであれば、与える回数や量を減らしたりして年齢に合ったフードの与え方をしましょう。

でも、タンパク質は必要です。
大事なのはタンパク質の「質」です。
タンパク質には猫に必要なアミノ酸や必須の栄養素が豊富に含まれていて、筋肉の維持や毛並みの維持には欠かせません。
高齢になればなるほど食べる量も減っていくので、少量でも充分な栄養素を補う為に「高品質なタンパク質」が必要になります。
理想は「適度に脂肪が含まれていて脂質は15~20%」「高品質な肉材料が使われていてタンパク質が30%以上」です。

消化に優れているもの

消化力が低下し、一気に多くの量を食べられなくなり、消化に悪いもののからだへの負担も大きくなります。
猫の体内で消化できない穀類などは消化不良の原因になりやすく、糖質はそのまま脂肪として蓄積されていきます。
猫にとって重要度の低い穀類の代わりに、消化吸収に優れた魚のタンパクやポテトなどを含んだフードが好ましいですね。

無添加のもの

こちらにも書かれているように、猫のからだに危険な添加物が含まれていないキャットフードを選ぶことは、免疫力が落ちてくる老猫の健康状態を保つための基本中の基本です。
特に、BHAやBHTなどの危険な酸化防止剤や、猫に不要・有害な着色料が使われているキャットフードは極力避けるようにしましょう猫の体に害のない天然由来の酸化防止剤やビタミン・ミネラルは含まれていても大丈夫です。

老猫用フードはこちらにも詳しく書かれていますのでご覧ください。